まだ名前の無い、愛らしいトカゲモドキの幼体

家族のキロク

つぶらな瞳と小さな指が愛くるしい、生後約1ヶ月、全長7センチの小さな命。西アフリカトカゲモドキとの生活が始まりました。

ネットや図鑑で調べながら、少しずつ彼との距離を縮めていました。「おとなしくて臆病、ストレスを感じやすい」という性格を知り、床にはキッチンペーパーを敷き、霧吹きで湿度を保ち、なるべく触らないように…と、細心の注意を払っていた矢先のことでした。

突然の尻尾切断!

我が家に来て2日目、それは突然起こりました。昼間、何気なくケージを覗き込むと…なんと、彼の尻尾が切れているではありませんか!初めて見るその光景に、私は言葉を失いました。

「これからちゃんと飼育していけるのだろうか…」 「彼は大丈夫なのだろうか…」 「そもそも、なぜ尻尾を切ってしまったの?」

頭の中は不安と疑問でいっぱいになりました。

トカゲモドキの自切とは?

慌てて調べてみると、「自切」というトカゲが持つ不思議な能力を知りました。これは、敵に襲われた時や、環境の変化によるストレスを感じた時に、自ら尾を切って逃げる、いわば”命を守るための最終手段”。切れた尾はしばらく動き続けるため、敵の注意をそらすことができるのです。

そして、トカゲの尾は再生能力があり、数ヶ月かけて新しい尾が生えてくることもわかりました。少し安心しましたが、自切はトカゲにとって大きな負担。「環境の変化でストレスを与えてしまったのかも…」そう思うと、申し訳ない気持ちになりました。

トカゲモドキの飼育環境と自切後のケア

トカゲモドキが自切してしまう原因は、主に以下の点が考えられます。

  • 環境の急激な変化: 温度、湿度、照明などの変化
  • ハンドリングによるストレス: 過度な接触や不適切な持ち方
  • 他の個体との接触: 縄張り争いや攻撃

自切後のトカゲモドキは、体力を消耗しているため、安静にすることが大切です。ケージ内を清潔に保ち、隠れ家を用意して、安心して休める環境を作ってあげましょう。また、しばらくはハンドリングを控え、そっとしておくことも重要です。

トカゲモドキとの生活、そして名前

「これから、どうすれば彼を守ってあげられるだろう?」そう心に誓いながら、小さなトカゲモドキとの生活が始まったのでした。

次回は、この小さなトカゲモドキにつけた「名前」についてお話します。どうぞお楽しみに!

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